葬儀までの間、ろうそくやお線香の火は絶やしてはいけないのですか?
葬儀までの間、ろうそくやお線香の火は絶やしてはいけないのですか?
特に決まりはありません
葬儀までの間にろうそくやお線香の火を絶やさないことについて、特にこれといった決まりはございません。
一般的に仏教では次のような意味があるとされています。
- ろうそくの明かり
故人様の行かれる道を照らすものとされます。 - お線香の煙
故人様や場のけがれを清めるものとされています。
寝ずの番の慣習
お通夜の間、ご遺族やご親戚が「寝ずの番」として火を絶やさないように見張るという慣習がございました。
これは地域や家庭によって今でも行われることがありますが、近年ではこの慣習を気にされない方も増えています。
現代の対応
近年では、斎場や葬儀会場の消防法により21時以降の火気が禁じられている場合が多くなっています。
そのため、以前は斎場に宿泊して火を絶やさないようにしていましたが、現在では宿泊せず、ご自宅に帰られる方がほとんどです。